脱法ハウス(読み)だっぽうはうす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「脱法ハウス」の意味・わかりやすい解説

脱法ハウス
だっぽうはうす

居室が狭く、消防法建築基準法に違反する疑いがあり、安全上の問題があるシェアハウスのこと。貧困ビジネスの一つである。国土交通省では「違法貸しルーム」と称している。本来は居住用ではない事務所や倉庫などとして届出されている建物を、簡便な木製間仕切りなどによって2畳弱に区切り、そのスペースを貸し出す手法が典型的である。また、マンションの一住戸を複数に仕切る場合もある。ほとんどが窓もなく、防火機能や避難路も確保されていない。保証人敷金礼金などが不要であったり、格安で借りられたりするため、身寄りのない老人や、経済的理由で一般の賃貸物件を借りられない人、家出した若者など、幅広いユーザー層がいる。2013年(平成25)5月に、大手ネットカフェ業者が運営する東京都内のシェアハウス(レンタルオフィスとして届出)が、東京消防庁から消防法違反の警告を受けた。国土交通省では2013年6月に建築基準法に違反している疑いのある建築物の情報収集を開始し、東京都内を中心に多くの情報が寄せられた。同省は9月には全国自治体に対し、建築基準法上の寄宿舎の基準を適用して指導するよう通知した。

[編集部]

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