脳脚症候群(読み)のうきゃくしょうこうぐん(その他表記)cerebral peduncle syndrome

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脳脚症候群」の意味・わかりやすい解説

脳脚症候群
のうきゃくしょうこうぐん
cerebral peduncle syndrome

大脳脚に病巣があるときに起る症候群で,侵される部位によって種々の症状が現れる。病巣側の動眼神経麻痺と反対側の四肢,躯幹の片麻痺を起す場合は,上交代性片麻痺 (ウェーベル麻痺) という。病巣が一方は視床へ,一方は脳脚足に広がった場合は,一側の半身の運動と知覚麻痺,それに半盲が起る。これに赤核経路の障害が加わると,麻痺部に舞踏病様または振戦麻痺様運動亢進症 (ベネディクト症候群) が起る。大脳脚頂部の障害では,眼球振盪,眼筋麻痺,躯幹および四肢の知覚と運動麻痺のほかに,ときとして運動失調症も加わる。

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