

(よう)。
は胸に鳥を抱く形、おそらく「うけひ狩り」に用いる鷹を抱く形で、鷹狩りによって首尾を卜し、神の応答を求める意である。それで「應(応)(こた)ふ」「膺(あた)る」はみな
に従う。〔説文〕四下に「匈(むね)なり」、また〔倉頡
〕に「
上の骨なり」とあり、漢碑には膺の月(肉)を骨にかえる形の字がある。〔説文〕勹(ほう)部九上に「匈(きよう)は膺なり」とあって、互訓。金文の〔毛公鼎〕「大命を
受(おうじゆ)す」は、〔書、君陳〕「多
を膺受(おうじゆ)す」と同じ語。〔詩、魯頌、
宮〕「戎狄を是れ膺(う)つ」のように、膺懲の意にも用いる。
字鏡〕膺 宇自留(うじる)〔名義抄〕膺 ウク・アタル・ムネ・シタシ・ムツマジ・アツマル 〔字鏡集〕膺 ムツマジ・アツカル・アタル・アタタカ・ヨル・ウク・シタシ・アツマル・ユク・ムネ
・應i
ngは同声。
は「うけひ狩り」の鷹を抱く形。膺・應はその声義をうける。臆i
kはその入声の語。ともに胸臆(きようおく)の意があり、また予測して膺るという語意の上に関連がある。同系の語とみてよい。
▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...