臨時の祭(読み)リンジノマツリ

デジタル大辞泉 「臨時の祭」の意味・読み・例文・類語

りんじ‐の‐まつり【臨時の祭(り)】

例祭ほかに行われる祭礼。特に、陰暦11月の下のとりの日に行われた賀茂神社祭り、陰暦3月の中のうまの日に行われた石清水八幡宮の祭り、陰暦6月15日に行われた祇園八坂神社の祭りをいう。
[類語]大祭例祭陰祭り本祭り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「臨時の祭」の意味・読み・例文・類語

りんじ【臨時】 の 祭(まつり)

  1. 例祭ではなく、臨時に行なう祭。特に、毎年陰暦一一月、下(しも)の酉(とり)の日に行なう賀茂神社の祭、陰暦三月中の午の日に行なう石清水八幡宮の祭、陰暦六月一五日に行なう祇園の祭などをさす。りゅうじのまつり。りんじさい。
    1. [初出の実例]「りんじのまつり、あさてとて、助にはかに舞人にめされたり」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

りゅうじ【臨時】 の 祭(まつり)

  1. りんじ(臨時)の祭
    1. [初出の実例]「りうじのまつりしけるに」(出典:兼盛集(990頃))

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