デジタル大辞泉
「大祭」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たい‐さい【大祭】
- 〘 名詞 〙
- ① 盛大な祭典。大規模なまつり。おおまつり。〔文明本節用集(室町中)〕
- [初出の実例]「一年四時、大祭を設て而して幽魂を饗す」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初)
- [その他の文献]〔論語‐顔淵〕
- ② 国全体で行なわれるまつり。国祭。
- [初出の実例]「毎年十一月三日は天長節の大祭(タイサイ)でございまして」(出典:落語・夢の株式(1897)〈三代目三遊亭円遊〉)
- ③ 皇室の祭祀(さいし)の一つ。天皇みずからとり行なう祭典。元始祭・紀元節祭・皇霊祭・神殿祭・神武天皇祭・神嘗祭・新嘗祭など。
- [初出の実例]「大祭には天皇皇族及官僚を率ゐて親ら祭典を行ふ」(出典:皇室祭祀令(明治四一年)(1908)八条)
- ④ もと、祭祀令に規定された伊勢神宮およびその他の神社での重要な祭祀。伊勢神宮では、神嘗祭・祈年祭・神御衣祭・月次祭(六月・一二月)・新嘗祭・臨時奉幣祭・遷宮祭、その他の神社では、祈年祭・新嘗祭・例祭・臨時奉幣祭・遷座祭。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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大祭
たいさい
神祭のなかでの重要な祭り。伊勢神宮では,祈年祭,神衣祭 (かむみそさい) ,月次祭,神嘗祭,新嘗祭,遷宮祭などを,またほかの神社では,例祭 (例大祭) ,遷座祭などをいう。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の大祭の言及
【皇室祭祀】より
…皇室の祭祀は背後に長い伝統をもつが,1908年皇室祭祀令が制定されるに及び定型化し,47年同令が廃止された後も,皇室の私事としてほぼ同令の規定に準拠して行われている。祭祀令は,皇室の祭祀を大祭と小祭に分け,大祭は天皇みずから祭典を行い,小祭は掌典長が祭典を執行し,天皇が拝礼するものと定めている。
[大祭]
1月3日の元始(げんし)祭,2月11日の紀元節祭,春分の日の春季皇霊祭・同神殿祭,4月3日の神武天皇祭,秋分の日の秋季皇霊祭・同神殿祭,10月17日の[神嘗(かんなめ)祭],11月23~24日の[新嘗(にいなめ)祭],および先帝祭(毎年の命日),先帝以前3代の式年祭(没後満3,5,10,20,30,40,50,100年,以後100年ごとの命日),先后の式年祭,母后の式年祭が大祭である。…
※「大祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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