自処（読み）ジショ

デジタル大辞泉

じ‐しょ【自処】

自分で自分のことを処置すること。
「才徳をもって―すべからず」〈孔雀楼筆記・二〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

じ‐しょ【自処】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 自分の身の置きどころ。住み場所。〔史記‐李斯伝〕
3. ② ( ━する ) 自分で自分のことを処置すること。ある態度、姿勢、性質などをみずからのものとしてふるまうこと。
   1. [初出の実例]「それ謙遜は人の美徳ぞ。才徳ある者といへども、才徳を以て自処(じショ)すべからず」(出典：随筆・孔雀楼筆記（1768）二)
   2. [その他の文献]〔北史‐崔伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【自処】じしよ

身を処する。〔北史、崔伝〕、學り、風貌に(すぐ)れ、言辭寡(すく)なく、端嶷(たんぎよく)の如し。貴を以て自ら處(を)る。～身の長(たけ)尺、面、畫の如く、謦(けいがい)洪鍾のきを爲す。

字通「自」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」