自家保険(読み)じかほけん

精選版 日本国語大辞典 「自家保険」の意味・読み・例文・類語

じか‐ほけん【自家保険】

  1. 〘 名詞 〙 多数保険目的物を所有する者が、不時損害に備えて、保険料に相当する金額を自ら積み立てること。危険が十分分散していて大数法則が働きうる場合でなければならない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

保険基礎用語集 「自家保険」の解説

自家保険

一つの個別経済体が危険に対処するため、その発生確率に基づく準備金を積立てていく方法を指します。自家保険は多数の船舶建物を所有していたり、多数の従業員をかかえている個別経済体が主として経費節減を目的として行うものであるが、危険分散が不十分であり、異常な大損害の発生には対抗しえないという不安があります。なお、自家保険は、保険という用語が使われているけれども、個別経済体の数が単一であるため、保険のカテゴリーには入りません。

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