ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自発放出」の意味・わかりやすい解説 自発放出じはつほうしゅつspontaneous emission 自然放出,自発放射ともいう。励起状態にある原子や分子などが,外から電磁場などの刺激を加えなくても,自発的に光などを放出して,より低いエネルギーの定常状態に移る現象。時間 t とエネルギー E の間には不確定性関係 ΔtΔE≧h/2π ( h はプランク定数 ) が成り立つから,自発放出の寿命を τ とすると,放出粒子のスペクトル線は h/2πτ の幅をもつことになる。 (→誘導放出 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by