至点(読み)シテン(その他表記)solistice

デジタル大辞泉 「至点」の意味・読み・例文・類語

し‐てん【至点】

夏至点冬至点。→分点

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改訂新版 世界大百科事典 「至点」の意味・わかりやすい解説

至点 (してん)
solistice

黄道上の黄経90°および270°の点のこと。90°の点が夏至点,270°の点が冬至点であり,太陽がこの点に達したときをそれぞれ夏至,冬至という。これに対して,黄経0°,180°の点が分点で,前者春分点後者秋分点と呼ぶ。黄道は天の赤道と約23.°5傾斜して分点で交わっているので,至点において,天の赤道と黄道との距離最大となる。したがって,至点は分点とともに季節節目として大きな意味をもっている。
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百科事典マイペディア 「至点」の意味・わかりやすい解説

至点【してん】

黄道上の黄経90°および270°の点。前者が夏至点(げしてん),後者が冬至点(とうじてん)である。至点では天の赤道と黄道との距離が最大になる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「至点」の意味・わかりやすい解説

至点
してん
solstice

黄道上で春分点から東へ 90°の点を夏至点,西へ 90°の点を冬至点,合わせて至点という。これは黄道と赤道が最も離れる 2点である。それぞれ赤緯+23°27′,-23°27′にあたる。

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