臼谷村(読み)うすたにむら

日本歴史地名大系 「臼谷村」の解説

臼谷村
うすたにむら

[現在地名]小矢部市臼谷

末沢新すえさわしん村・川開新かわびらきしん村の南西渋江しぶえ川上流域の段丘上に位置。元和五年(一六一九)の家高新帳に「うす谷」とみえ、役家数一一、高木組に属する。正保郷帳では高六二〇石余、田方三五町二反余・畑方六町一反。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高七六九石・免六ツ、小物成は山役四一五匁(三箇国高物成帳)。所属組は棚田たなだ村に同じ。元禄八年(一六九五)には木綿晒場があった(川合家文書)


臼谷村
うすだにむら

[現在地名]花園村梁瀬やなせ

有田川の支流臼谷川上流域にある山間の村。南東簗瀬やなせ村、北東有中ありなか村。「続風土記」は「古向村の出村なりといふ、名義凹にして臼の如くなるより起る」と記す。天保郷帳に「古者簗瀬村之内」とみえ、開発は新しいと思われるが、中世高野山領花園庄簗瀬村の一部であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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