興田神社
おきたじんじや
興田川西岸小山にある。祭神は天御中主大神・高皇産霊神・神皇産霊神。旧村社。近世末までは妙見(験)社とよばれ(封内風土記)、現在も興田の妙見様と通称される。社伝では推古天皇三年勧請という。「観蹟聞老志」では妙現堂とみえ、大同年中(八〇六―八一〇)、各国に弥陀・薬師・観音・妙見・摩利支天像を納めた堂が建てられた際の一つで、鳥海・中川・築館・天狗田四郷の鎮守となり、女人の参詣を禁ずるとある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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