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舌の良性腫瘍 したのりょうせいしゅよう Benign Tumor of the Tongue

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家庭医学館の解説

したのりょうせいしゅよう【舌の良性腫瘍 Benign Tumor of the Tongue】

 舌にもいろいろな腫瘍が発生します。良性の腫瘍としては、乳頭腫(にゅうとうしゅ)、線維腫(せんいしゅ)、血管腫(けっかんしゅ)、リンパ管腫(かんしゅ)などが多く、まれに、脂肪腫(しぼうしゅ)、神経性腫瘍(しんけいせいしゅよう)、平滑筋腫(へいかつきんしゅ)などが発生することがあります。
■乳頭腫(にゅうとうしゅ)
 舌に生じる良性腫瘍のなかでもっとも多く、表面は不整で、乳頭状、いぼ状にみえます。色は、赤色調から白色調まで、角化(かくか)の状態で異なります。
 多くは、全体的に隆起していますが、キノコ状に茎をもったもの(有茎性)のこともあります。大きさは1cm以下が大部分です。
 原因としては、ウイルス、機械的刺激、内分泌(ないぶんぴつ)などの関与が考えられています。
 治療は切除で、予後は良好です。
■線維腫(せんいしゅ)
 半球状に隆起する有茎性のかたい腫瘤(しゅりゅう)で表面は正常の粘膜(ねんまく)でおおわれています。治療は切除で、予後は良好です。
■血管腫(けっかんしゅ)
 単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)は、舌の表面にできる青紫色をした楕円形(だえんけい)のやわらかい腫瘤ですが、問題となるのは海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)で、紫色から青色をしたやわらかい腫瘤で、舌の深部まで進展しています。
 海綿状血管腫は成長とともに増大し、ときに舌全体を占め、いわゆる巨舌症(きょぜつしょう)の状態になります。この場合、舌の動きが制限され、発語や咀嚼(そしゃく)が障害されます。部分的なものなら腫瘍全体を切除摘出することが可能ですが、巨大なものは治療がむずかしいことが多く、部分的な切除やレーザーによる治療、電気凝固などが行なわれます。
■リンパ管腫(かんしゅ)
 泡粒状(あわつぶじょう)の小水疱(すいほう)が表面にできる限局性リンパ管腫もありますが、問題となるのは、進展範囲が舌の深部まで広範におよぶ海綿状(かいめんじょう)リンパ管腫(かんしゅ)です。
 色調は、血管腫に比べると舌本来に近い色です。
 海綿状リンパ管腫は、巨舌となることもあり、海綿状血管腫の場合と同様の治療が必要となります。

出典|小学館
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