舟師(読み)シュウシ

デジタル大辞泉 「舟師」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し〔シウ‐〕【舟師】

《「師」は軍隊水軍海軍

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精選版 日本国語大辞典 「舟師」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しシウ‥【舟師】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「師」は軍隊の意 ) 水軍。海軍。水師。ふないくさ。
    1. [初出の実例]「通郷、弾正推金谷経氏将、舟師赴救」(出典日本外史(1827)五)
    2. 「神功皇后舟師を率ゐて三韓を討伐す」(出典:日本教育史略(1877)教育志略〈大槻修二〉)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公一九年〕
  3. 舟の運行を指揮する人。ふなこ。舟人。船頭。舟子。転じて、悟りの彼岸に導く人。
    1. [初出の実例]「古今未曾有の先徳なり。往生勧発舟師(シウシ)なり」(出典:私聚百因縁集(1257)八)

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普及版 字通 「舟師」の読み・字形・画数・意味

【舟師】しゆう(しう)し

水軍。舟いくさ。〔左伝、襄二十四年〕楚子、舟師を爲(つく)りて以てを伐つ。軍を爲さず、功無くしてる。

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