舟橋新村(読み)ふなはししんむら

日本歴史地名大系 「舟橋新村」の解説

舟橋新村
ふなはししんむら

[現在地名]富山市長岡ながおか長岡新ながおかしん

呉羽山くれはやま丘陵東端に位置し、うしくび用水に沿う。もと舟橋町ふなはしまち村の飛地であったが、同村の人が移り住んで一村立ちした(婦負郡志)。舟橋新町村とも称する。婦負郡に属し、富山藩領。後期には銀納畑一万六千六二四歩・銀二七二匁余、うち茶役銀二九匁(「諸事留帳」折橋家文書)


舟橋新村
ふなばししんむら

[現在地名]福井市舟橋新町

九頭竜くずりゆう川南岸、三国みくに街道の渡河集落として発達したもので、対岸中角なかつの村の枝村といわれる。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図に「舟橋川南四番」とある地に含まれる。正保郷帳に村名がみえ、田方一五四石余・畠方一九八石余とある。福井藩領。

村内東側の川岸黒竜くろたつ明神跡があり、これを「延喜式」神名帳に載る坂井郡三三社のうちの「己乃須美コノスミノ神社」とする説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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