精選版 日本国語大辞典 「般舟三昧」の意味・読み・例文・類語 はんじゅ‐ざんまい【般舟三昧】 〘 名詞 〙 ( [梵語] pratyutpanna samādhi の音訳。諸仏現前三昧、仏立三昧とも訳す ) 仏語。阿彌陀仏を念じて諸仏の現前を見る三昧。この三昧を修して成就したときには、一切の諸仏がことごとく行者の前に立つ、というところからの名。天台宗では、常行三昧という。はんじゅ。[初出の実例]「止観業学則〈略〉般舟三昧。〈略〉右の一法は所謂常行三昧なり」(出典:山家正統学則(1794頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「般舟三昧」の意味・わかりやすい解説 般舟三昧はんじゅざんまいpratyutpanna-samādhi 浄土教で説く精神統一法。諸仏現前三昧,仏立 (ぶつりゅう) 三昧ともいう。7日ないし 90日間この三昧を行えば現前に仏を見ることができるという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報