船印し(読み)ふなじるし

精選版 日本国語大辞典 「船印し」の意味・読み・例文・類語

ふな‐じるし【船印・船標】

  1. 〘 名詞 〙 船上に高く掲げてその船の所属、所有者または乗手を示す印。近世の軍船では、釣鐘・瓢箪・提灯・槌などをかたどった印を棹につけていたものをいい、幟(のぼり)・吹流し・吹貫・撓(しない)・幡連・四半・旗などは飾物と呼んで区別することもある。他方、商船では船名と船主の印を染めた幟や、廻米・廻銅など幕府・諸大名の御用荷物を積んでいることを示す幟・四半の類をいった。
    1. 船印〈左 廻船用船印 右 金の槌船印(将軍御座船天地丸用)〉
      船印〈左 廻船用船印 右 金の槌船印(将軍御座船天地丸用)〉
    2. [初出の実例]「御迎舟多く浮出たり。船じるしを問せ給へば」(出典:太閤記(1625)一〇)

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