良賈は深く蔵して虚しきが如し(読み)リョウコハフカクゾウシテムナシキガゴトシ

デジタル大辞泉 の解説

良賈りょうこふかぞうしてむなしきがごと

《「史記老子伝から》すぐれた商人品物を奥深くしまっておき、一見すると手持ちがないように見える。賢者学徳をみだりに外に現さないため、愚者のように見えるということのたとえ。
[類語]能ある鷹は爪を隠す上手の猫が爪を隠す飛鳥ひちょうつや其の首を大賢たいけんなるが如し大知たいちは愚の如し大巧たいこうせつなるが如し大弁だいべんとつなるが如し大勇たいゆうきょうなるが如し

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精選版 日本国語大辞典 の解説

りょうこ【良賈】 は 深(ふか)く蔵(ぞう)して虚(むな)しきが如(ごと)

  1. すぐれた商人は、品物を奥深くしまっておき店頭には飾っておかないので、見かけは手持ちがないように見えること。賢者が学徳・才能をかくしてみだりにあらわさないことのたとえにいう。〔史記‐老子伝〕

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