芋の子(読み)イモノコ

デジタル大辞泉 「芋の子」の意味・読み・例文・類語

いも‐の‐こ【芋の子】

親芋のまわりについている小さな芋。子芋。 秋》
形が1に似ている、茶道具茶入れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芋の子」の意味・読み・例文・類語

いも【芋】 の 子(こ)

  1. 親芋についている小さな芋。子芋。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「芋の子もなくかずいきの露涙」(出典:俳諧・犬子集(1633)五)
  2. 植物さといも(里芋)」の異称。〔浜荻庄内)(1767)〕
  3. 瀬戸焼の茶入れの一種。その形がに似ているところからいう。山桜芋子、雨宿芋子などが名物として知られている。
    1. [初出の実例]「ほり出しは実(げに)いものこの茶入かな〈充継〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android