芋の子(読み)イモノコ

精選版 日本国語大辞典 「芋の子」の意味・読み・例文・類語

いも【芋】 の 子(こ)

  1. 親芋についている小さな芋。子芋。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「芋の子もなくかずいきの露涙」(出典:俳諧・犬子集(1633)五)
  2. 植物さといも(里芋)」の異称。〔浜荻庄内)(1767)〕
  3. 瀬戸焼の茶入れの一種。その形がに似ているところからいう。山桜芋子、雨宿芋子などが名物として知られている。
    1. [初出の実例]「ほり出しは実(げに)いものこの茶入かな〈充継〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android