芥付村(読み)くぐつけむら

日本歴史地名大系 「芥付村」の解説

芥付村
くぐつけむら

[現在地名]宍喰町芥附くぐつけ

尾崎おさき村の西に位置し、宍喰川が流れる。寛永(一六二四―四四)前期のものと推定される国絵図では「くく付村」と記される。正保国絵図では「宍喰之内 芥付村」とあり、「くゝつけ」の訓を付す。寛文四年(一六六四)郷村高辻帳では宍喰浦の枝村としてみえる。同一二年の検地帳(海部郡誌)では田一二町八反余・高一三九石余、畠一町五反余・高一〇石余。天和二年(一六八二)の蔵入高村付帳では高一五四石余。「阿波志」によれば、高一七七石余、家数二二・人数八三、東林寺があるという(阿波志)。文化九年(一八一二)の棟付帳(宍喰町誌)では家数二八(自分持家二七)のうち壱家一二で、無役人一・百姓二二・部屋三など、人数一一一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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