花の雪(読み)ハナノユキ

デジタル大辞泉 「花の雪」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐ゆき【花の雪】

白く咲く花、また、散る花を雪に見立てていう語。 春》「大仏膝うづむらむ―/其角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花の雪」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 雪(ゆき)

  1. 白く咲いている花、また花の散るのを雪に見立てた表現花吹雪。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「花のゆきの庭につもるに跡つけじ門なき宿といひ散らさせて」(出典:山家集(12C後)下)
  2. 香木の名。分類真那賀(まなか)一説伽羅(きゃら)とも。香味は苦酸。六十一種名香の一つ。〔名香目録(1601)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android