日本歴史地名大系 「花入塚」の解説 花入塚はないれづか 愛媛県:松山市石手川下流域(旧温泉郡の大部分)石手村石手寺花入塚石手寺の塔婆の北側の土壇の上にある芭蕉の句碑。松山藩医青地彫棠が元禄五年(一六九二)江戸の寓居で芭蕉・其角ら五人と会合した時、まず芭蕉が、<資料は省略されています>と吟じたのに対して、彫棠が<資料は省略されています>と脇句をつけ、其角が第三句を詠んで、六人で一歌仙を巻いた。彫棠はこの歌仙が記された懐紙を晩年に門人の越智擲瓢に譲り、さらに擲瓢の孫青梔に伝えられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by