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花織 はなおり

大辞林 第三版の解説

はなおり【花織】

沖縄読谷よみたん・与那国島・竹富島の織物。縞の中に小花模様を浮き織りにしたもの。読谷のものには家々の柄がある。はなうい。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

はなおり【花織】

沖縄の紋織の一種。沖縄では〈はなうい〉と呼んでいる。読谷山花織(ゆんたんざはなうい),読谷山花織ミンサー,首里花織,首里花倉織,竹富花織,与那国の板花織(花織手巾(はなういてさじ)),花織ドタティの総称である。技法は浮織の一種で,素材には主として綿,絹を用いる。紺,茶地が多く白,赤,黄,緑の緯糸文様に絣を併用,浮柄に立体感があり華やかな味わいをもつ。15世紀初め,中国や南方貿易の拠点であった読谷村長浜港に南方から伝来した技術といわれ,按司(あじ)の座喜味城主,護佐丸によって家内工業化が図られた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

花織
はなおり

沖縄本島の読谷(よみたん)・首里(しゅり)、与那国(よなぐに)島などや、奄美(あまみ)大島で生産される浮織の一種。製織の途中で、糸を組織から外すことで、簡単な浮織が生まれるので、このような方法で自然に発生した紋組織である。単純な文様なので、変化をつけるために互(ぐ)の目(め)に配置される。読谷では、文様の部分のみに浮糸を用いた浮織で、絣(かすり)文・花文のあるものをいう。地色は白と紺で、色糸で文様を織り込む、絹または木綿織物。与那国島では、地は麻、芭蕉(ばしょう)、木綿などによる。文様を緯(よこ)の浮糸で織り込み、互の目の連続文様としている。もとは衣料として上流階級の晴れ着などに織り出され、花倉織などは絽(ろ)の地と併用するなど、手のこんだものがつくられた。花織の細帯(ミンサとよぶ)は、経糸(たていと)で文様を織り、独特の風合いをもつ。1999年(平成11)與那嶺貞(よなみねさだ)が国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。[角山幸洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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