花魁道中(読み)オイランドウチュウ

大辞林 第三版の解説

おいらんどうちゅう【花魁道中】

江戸時代、遊郭で、おいらんが新造しんぞ・禿かぶろなどを従えて引手茶屋まで客を迎えに行ったこと。また、江戸吉原で正月や8月1日、京都島原で4月21日などに遊女が盛装して郭くるわの中を練り歩いたこと。道中。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の花魁道中の言及

【花魁】より

…ただし,尊称的美称であって職名ではないから,どの遊女が花魁と別称されるかはっきりせず,座敷持ち以上または部屋持ち以上という約束はあっても,それ以下の下級妓をさした場合もあり,その混乱は時代とともに拡大した。花魁が最高格として処遇されたなごりは花魁道中にある。花魁道中の原形は太夫の揚屋入りにあるが,これを観光ショーとして独立させたもので,そのために豪華さを増した。…

【遊郭(遊廓)】より

…大勢の客の中には張見世(はりみせ)を見て回るだけの見物客もあり,これを〈ひやかし〉〈ぞめき〉〈素見(すけん)〉といった。そうした見物客にとっては,花魁(おいらん)道中も目を楽しませるものであった。遊女の衣装は,絹つむぎ,木綿の紺屋染までと規定されていたが少しも守られず,金銀糸の高価な衣類を着用した。…

※「花魁道中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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