芳烈(読み)ホウレツ

デジタル大辞泉 「芳烈」の意味・読み・例文・類語

ほう‐れつ〔ハウ‐〕【芳烈】

[名・形動]香気の強いこと。また、そのさま。「芳烈な酒」

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精選版 日本国語大辞典 「芳烈」の意味・読み・例文・類語

ほう‐れつハウ‥【芳烈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 香気のはげしいこと。芳香が強いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「吐言乃為千歳芳烈。如松之固」(出典:東海一漚集(1375頃)二・江湖勧請実翁住浄玅疏)
    2. 「凡醸造には、〈略〉泡醸して芳烈なる液をなすによる」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
  3. 義を守る心がきわめて強いこと。義烈
    1. [初出の実例]「故修善余慶、播芳烈於縑緗」(出典:本朝文粋(1060頃)三・論運命〈大江朝綱〉)
    2. [その他の文献]〔晉書‐温嶠〕

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普及版 字通 「芳烈」の読み・字形・画数・意味

【芳烈】ほう(はう)れつ

すぐれた事迹。漢・〔郭林宗碑〕を樹(た)てに表し、昭らかに景行を銘す。烈を百世に奮ひ、令問(れいぶん)を無窮に顯はれしむ。

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