無窮(読み)ムキュウ

デジタル大辞泉 「無窮」の意味・読み・例文・類語

む‐きゅう【無窮】

[名・形動]果てしないこと。また、そのさま。無限。永遠。「無窮な(の)天」
[類語]永久永遠とわ永世常しえ常しなえ恒久悠久悠遠長久経常不変常磐永劫永代久遠無限不朽万代不易万世不易万古不易千古不易久しい久しぶり久方ぶり久久しばらくぶり

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精選版 日本国語大辞典 「無窮」の意味・読み・例文・類語

む‐ぐう【無窮】

〘名〙 (形動)
雑談集(1305)二「如此義門、無窮(ムクウ)の法門也、不一偶、万事如此得意法門の不審自然開べし」
幸若信太(室町末‐近世初)「むくうに申しなをして、給る所の安堵なり」

む‐きゅう【無窮】

〘名〙 (形動) きわまりのないこと。果てのないこと。限りのないこと。また、そのさま。無限。永遠。無疆(むきょう)。むぐう。ぶきゅう。
※大安寺伽藍縁起并流記資財帳(747)天平一九年「永興三宝、皇祚無窮白、後時 天皇臨崩日之、召田村皇子遺詔」
※米沢本沙石集(1283)四「無窮(ムキウ)苦業を受(うけ)」 〔書経畢命

ぶ‐きゅう【無窮】

〘名〙 (形動) きわまりがないこと。はてしないこと。また、そのさま。無限。むきゅう。
太平記(14C後)六「子孫無窮(ブキウ)に栄るを以て」

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普及版 字通 「無窮」の読み・字形・画数・意味

【無窮】むきゆう

窮まりない。宋・軾〔広愛寺を過(よぎ)る~、三首、三〕詩 長雨脚(よ)り 破壁に撼(うご)く 壞は無窮の事 他年復(ま)た今を弔せん

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