芳賀まさお（読み）ハガ マサオ

20世紀日本人名事典

芳賀 まさお
ハガ マサオ

昭和期の漫画家

生年

明治38(1905)年7月8日

没年

昭和40(1965)年11月2日

出生地

青森県

本名

芳賀 真雄

学歴〔年〕

弘前中(旧制)卒,川端画学校卒

経歴

昭和3年青森市の東奥日報社に入社、漫画を担当。その後上京、5年末から子供漫画を描き、「幼年倶楽部」「少年倶楽部」などに作品を発表。15年から吉本三平が「幼年倶楽部」に連載していた動物漫画「コグマノコロスケ」を引き継いで執筆した。戦後は中村書店、講談社で書き下ろしの仕事のほか、「漫画少年」を中心に動物を人に見たてた「愛犬クロ」「カッパ太郎」「半ぽん太捕物帖」などを描いた。単行本は「カバサン」(14年)、「南極のペンちゃん」(15年)などがある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

芳賀まさお はが-まさお

1905－1965　昭和時代の漫画家。
明治38年7月8日生まれ。東奥日報社で漫画を担当。のち上京し,川端画学校でまなぶ。吉本三平が「幼年倶楽部(クラブ)」に連載していた「コグマノコロスケ」を,吉本の死により昭和15年ひきついだ。戦後は「漫画少年」を中心に動物漫画をえがいた。昭和40年11月2日死去。60歳。青森県出身。弘前中学卒。本名は真雄。

出典　講談社