若恵比須(読み)ワカエビス

デジタル大辞泉 「若恵比須」の意味・読み・例文・類語

わか‐えびす【若恵比須/若×夷】

江戸時代、京坂地方で、元日早朝に売り歩いた恵比須像を刷った札。門口にはったり、歳徳棚としとくだなに供えて福を祈った。 新年「年や人にとられていつも―/芭蕉

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精選版 日本国語大辞典 「若恵比須」の意味・読み・例文・類語

わか‐えびす【若恵ヱ比須・若夷・若戎】

  1. 〘 名詞 〙 昔、京坂地方で、元日の早朝に売り歩いた恵比須神の像を印刷した札。「わかえびす、わかえびす」と呼びながら町を売り歩き、人々はこれを求めて、門口にはったり歳徳棚に供えたりして福を祈った。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「元日に恵方より持ち来たる若夷を迎へんと思ひ」(出典:咄本・醒睡笑(1628)一)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「若恵比須」の解説

若恵比須
わかえびす

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
延宝8.4(江戸城二の丸)

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