若狭めのう細工(読み)わかさめのうざいく

事典 日本の地域ブランド・名産品 「若狭めのう細工」の解説

若狭めのう細工[装飾・装身]
わかさめのうざいく

北陸甲信越地方、福井県地域ブランド
塗箸・和紙と並んで小浜市を代表する工芸品。江戸時代中期の享保年間(1716年〜1736年)、めのうの原石を低温焼成し美しく発色させる技術が開発され広まったと伝えられる。丹念に磨き上げると、独特の光沢と艶がでる。置物装身具などに加工されている。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「若狭めのう細工」の解説

若狭めのう細工

福井県小浜市で製造される伝統工芸品。奈良時代、海民族の鰐族が当地に住み着き、玉造りを生業としたことが起源と伝わる。独特の焼入れにより美しく発色したメノウに彫刻研磨を施してつくる工芸彫刻。国指定伝統的工芸品。

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