蘞い(読み)エグイ

デジタル大辞泉 「蘞い」の意味・読み・例文・類語

えぐ・い〔ゑぐい〕【×蘞い/×醶い】

[形][文]ゑぐ・し[ク]
あくが強くて、いがらっぽい感じがする。えがらっぽい。「山菜を食べたあと、のどが―・い」
俗に、むごたらしいさま。また、どぎついさま。「―・い描写
我が強くて思いやりのないさま。きつい。
「では何か…、―・い事でもお言いなしたのですかい?」〈三重吉小鳥の巣〉
[派生]えぐさ[名]えぐみ[名]
[類語]えがらっぽいいがらっぽいえがらいえぐみほろ苦い苦い苦み苦味くみ渋い渋みビター

えご・い〔ゑごい〕【×蘞い/×醶い】

[形][文]ゑご・し[ク]えぐい」に同じ。
「苦く、―・く、すっぱく…稀有な声だぞ」〈滑・虚誕計・後〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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