茗荷谷新田(読み)みようがだにしんでん

日本歴史地名大系 「茗荷谷新田」の解説

茗荷谷新田
みようがだにしんでん

[現在地名]新潟市茗荷谷

東は西山にしやま新田、西は丸山まるやま新田、南は藤山ふじやま駒込こまごみ集落(現中蒲原郡横越村)。砂丘列上に立地。元禄一二年(一六九九)の横越組新村付帳(新発田市立図書館蔵)によれば寛永一〇年(一六三三)の開発とされ、親村横越よこごし(現横越村)の北北西にあり、道法一里一町。寛永一六年の横越島絵図(青木正昭氏蔵)に「ミやうがだに新田」とみえる。寛文七年(一六六七)と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)によると一四軒・一一六人。


茗荷谷新田
みようがだにしんでん

[現在地名]田上町川船河かわふねがわ みようだに

周囲を丘陵に囲まれ、北は羽生田はにゆうだ村、東南上条じようじよう(現加茂市)のそれぞれ山間部、西は河舟川かわふねがわ村と接する。山間部のわずかな平地を開発した新田村であるが、集落の中心部からは須恵器や奈良時代の古銭が出土している。元禄一一年(一六九八)の賀茂組新田村付帳(新発田市立図書館蔵)によれば、正保五年(一六四八)河舟川村の地内を開発したとあり、村役人は百姓代のほかは、親村の河舟川村の庄屋らが近世を通じてほとんど兼帯している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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