茨山(読み)しざん

精選版 日本国語大辞典 「茨山」の意味・読み・例文・類語

し‐ざん【茨山】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「茨山」は「芝山」。中国、漢の武帝芝草(しそう)を得た山をいうところから ) 宮中・宮庭のこと。
    1. [初出の実例]「今上陛下帝運いまだきはまり給はざるをおろし奉り、茅洞の風秋冷しく、茨山の月影さびしかりき」(出典:六代勝事記(1223‐24頃)土御門)
  3. 太上天皇(だいじょうてんのう)唐名
    1. [初出の実例]「茨山汾水の源流、高く流れて、遙かに西海の西に下り、卿相羽林の花の族(やから)、落ちて遠く東関の東に散りぬ」(出典海道記(1223頃)池田より菊川)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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