日本歴史地名大系 「茶志骨原野」の解説 茶志骨原野ちやしこつげんや 北海道:根室支庁標津町茶志骨原野中標津町から標津町の南部を南西から北東へ、さらに東へ野付(のつけ)半島の付根に沿って流れ、野付湾に注ぐ茶志骨川およびその支流マクベツ川の流域の原野。総面積は約一千六一七町歩。茶志骨川は標高約二〇〇メートル前後の台地を流れ、上流域の中標津町寄りは東茶志骨とよばれ、西二線から西の同町境までは山茶志骨(やまちやしこつ)ともいった。海岸部の中心集落は浜茶志骨(はまちやしこつ)という。「状況報文」によればチプル川(茶志骨川河口部)の南方の当幌(とうほろ)原野、同川北方の標津原野の各一部は茶志骨村に属し、河岸以外の地はみな高原樹林で放牧に適するとあり、これが茶志骨原野に相当する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報