茶碗坂(読み)ちやわんざか

日本歴史地名大系 「茶碗坂」の解説

茶碗坂
ちやわんざか

渋谷しぶたに街道より東・北に分れる坂道

伝説によれば、天平の頃、僧行基が初めてこの付近に窯を築いて土器を焼いたという。「陶磁器説」ほかに、宝徳年間(一四四九―五二)清閑寺せいかんじの住人音羽屋九郎右衛門が、その遺跡と唱えて音羽焼と称する窯を興し、次いで同地の住人元吉が信楽焼製法を改良、新たな釉薬を考案して子弟に伝えた。今日「古清水」と称するのは、この時期の作品であるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む