日本歴史地名大系 「茶路川」の解説 茶路川ちやろがわ 北海道:釧路支庁白糠町茶路川白糠町域の中央部を流れる二級河川。流路延長七一・四キロ(うち指定区間四八キロ)、流域面積は三五三・七平方キロ。サケ・マスが遡上する経済河川でもある。北部の白糠丘陵に源を発するコイカタホロカチャロ川・ヒラカシュナイ川・ルウクシチャロ川などの支流を集めながら上茶路まで南流し、そこから中流域茶路基線(ちやろきせん)の高台(たかだい)まで東進し、再び南へ流下して白糠市街地西側で太平洋に注ぐ。河口付近で右岸に和天別(わてんべつ)川が合流する。「協和私役」には「チヤロル川」(安政三年八月二四日条)、玉虫「入北記」には「チヤロト云フ所ニ大川アリ」(同四年八月二四日条)、「廻浦日記」には「チヤル川」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報