草屋(読み)クサヤ

デジタル大辞泉 「草屋」の意味・読み・例文・類語

くさ‐や【草屋】

草ぶきの家。粗末な家。
まぐさを蓄えておく小屋。まぐさ小屋。

そう‐おく〔サウヲク〕【草屋】

草ぶきの粗末な家。
自分の家をへりくだっていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「草屋」の意味・読み・例文・類語

そう‐おくサウヲク【草屋】

  1. 〘 名詞 〙 草ぶきの粗末な家。質素な家。わらや。また、自分の家を卑下してもいう。陋屋(ろうおく)
    1. [初出の実例]「先例僅造草屋之処、於本宅者為薪、可造五間三面式屋之由」(出典:東文書‐嘉禎四年(1238)一〇月一九日・六波羅裁許下知状)
    2. 「蘿窻(らさう)草屋の底に座来して、経巻を抛(なげう)たるる隙も無かりけり」(出典:太平記(14C後)二七)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐帰園田居詩〕

くさ‐や【草屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. くさぶきの家。わらぶきの家。わらや。草屋形。
    1. [初出の実例]「其板屋草舎、中古遺制」(出典:続日本紀‐神亀元年(724)一一月甲子)
    2. 「渠が住む茅屋(クサヤ)は丘の半腹にたちて」(出典:わかれ(1898)〈国木田独歩〉)
  3. まぐさを貯えておく所。まぐさ小屋。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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普及版 字通 「草屋」の読み・字形・画数・意味

【草屋】そうおく(さうをく)

わらや。〔三国志、魏、東夷伝、韓〕居處、屋土室を作る。形、冢(つか)の如し。其のは上に在り。家を擧げて共に中に在り。

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