草廬(読み)ソウロ

デジタル大辞泉 「草廬」の意味・読み・例文・類語

そう‐ろ〔サウ‐〕【草×廬】

草ぶきの粗末な家。草庵そうあん
自分住居をへりくだっていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「草廬」の意味・読み・例文・類語

そう‐ろサウ‥【草廬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 草ぶきのいおりくさや。草庵草亭
    1. [初出の実例]「周王之輦、畋於草廬、何仮弾鋏」(出典:三教指帰(797頃)上)
    2. 「異香ほのかに草廬に薫徹し」(出典:辺鄙以知吾(1754))
    3. [その他の文献]〔後漢書‐周燮伝〕
  3. 自分の住居をへりくだっていう語。草亭。
    1. [初出の実例]「草廬只是欠三顧 諸葛功名不論」(出典:松山集(1365頃)寄無択首座)
    2. 「過日各選者草廬に会し」(出典:消息(1899‐1900)〈正岡子規〉)
    3. [その他の文献]〔諸葛亮‐前出師表〕

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普及版 字通 「草廬」の読み・字形・画数・意味

【草廬】そう(さう)ろ

草庵。茅屋。蜀・諸亮〔出師の表〕先、臣の鄙(ひひ)なるを以てせず、猥(みだ)りに自ら枉屈(わうくつ)して、三たび臣を廬の中(うち)にみ、臣に(はか)るに當世の事を以てせり。

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