草野比佐男(読み)くさの ひさお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「草野比佐男」の解説

草野比佐男 くさの-ひさお

1927-2005 昭和後期-平成時代の歌人,詩人,小説家。
昭和2年7月1日生まれ。農林業のかたわら創作にはげみ,昭和37年歌集「就眠儀式」で農民文学賞をうける。出稼ぎと離農を告発した47年刊行の「村の女は眠れない 草野比佐男詩集」は,同名のドキュメントタリー(NHK)が放映され反響を呼んだ。ほかに小説「新種」「榧木覚書」,評論「わが攘夷」,詩集「玉川村金成」など。平成17年9月22日死去。78歳。福島県出身。相馬農蚕学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android