草頭(読み)ソウトウ

デジタル大辞泉 「草頭」の意味・読み・例文・類語

そう‐とう〔サウ‐〕【草頭】

草の上。
「暁霧なお平野よこたわり、―零露多し」〈竜渓経国美談
草冠くさかんむりのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草頭」の意味・読み・例文・類語

そう‐とう サウ‥【草頭】

〘名〙
① 草のうえ。草上
菅家文草(900頃)一・賦得詠青「雨晴山頂遠、春暮草頭斉」 〔杜甫‐送孔巣父謝病帰遊江東兼呈李白詩〕
漢字の冠の一つ。くさかんむりのこと。

そう‐ず サウヅ【草頭】

〘名〙 馬の背の百会(ひゃくえ)のうしろ、尻の方の骨の盛りあがって高くなった所。三頭(さんず)
平家(13C前)九「三位中将馬のさうづのぶかにゐさせて」

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