デジタル大辞泉 「百会」の意味・読み・例文・類語 ひゃく‐え〔‐ヱ〕【百会】 1 頭の頂上。脳天。100の経絡の出合う所として、鍼灸で最も重視される。「背後うしろから、一條が―の下へ二寸程切り附けた」〈鴎外・大塩平八郎〉2 馬の背の後方の高い所。〈日葡〉3 《中心となるものの意から》仏陀。「―いまだ瞻部せんぶに誕ぜざりし時は」〈性霊集・一〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「百会」の意味・読み・例文・類語 ひゃく‐え‥ヱ【百会】 〘 名詞 〙① 頭の中央。脳天。頭の頂上のつむじのあるところ。[初出の実例]「中風更発之間、百会灸レ之」(出典:経覚私要鈔‐康正三年(1457)九月一九日)② 馬の背の、後方の高い所。〔日葡辞書(1603‐04)〕③ ( ①から転じて ) 人の最上位に立つ人。とくに、仏陀をさしていう。[初出の実例]「百会誕二華胥一開二一乗乎三草一」(出典:秘蔵宝鑰(830頃)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例