荒井新田村(読み)あらいしんでんむら

日本歴史地名大系 「荒井新田村」の解説

荒井新田村
あらいしんでんむら

[現在地名]白岡町荒井新田

元荒川左岸に位置する。南は元荒川を隔てて井沼いぬま(現蓮田市)、北は上大崎かみおおさき(現菖蒲町)、東は下大崎村。中央を南東から北西にかけて台地が走り、西隣の柴山しばやま村との境は柴山沼、同沼の東部がさら沼の沼沢地。北部を隼人はやと堀川が流れる。菖蒲しようぶ領に所属。もと上・下の大崎村とともに大崎村のうちであったが、慶長一二年(一六〇七)菖蒲新田村が分立し、のちに荒井新田と改称した(風土記稿)。寛永八年(一六三一)板倉重宗による検地があった(「菖蒲新田村検地帳」江原家文書)。田園簿に村名は記されず、大崎村に続いて高のみ記載され、田高三一石余・畑高二七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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