荒木郁子(読み)アラキ イクコ

20世紀日本人名事典 「荒木郁子」の解説

荒木 郁子
アラキ イクコ

明治・大正期の小説家



生年
明治21(1888)年3月3日

没年
昭和18(1943)年2月26日

出生地
東京・神田

学歴〔年〕
東京女子美術学校卒

経歴
青鞜」の同人として活躍し、創刊号の明治44年「喜劇陽神の戯れ」を発表。以後も「道子」「闇の花」「死の前」などを発表し、大正3年「火の娘」を刊行岩野泡鳴弟子で、泡鳴没後はその墓碑を建てた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「荒木郁子」の解説

荒木郁子 あらき-いくこ

1888-1943 明治-大正時代の小説家。
明治21年3月3日生まれ。青鞜(せいとう)社社員となり,明治44年の「青鞜」創刊号に戯曲「陽神の戯れ」を発表。大正3年刊行の「火の娘」では新時代の自由奔放な女性像をえがいた。岩野泡鳴の弟子で愛人ともいわれ,泡鳴の墓碑をたてた。昭和18年2月26日死去。56歳。女子美術学校卒。本名は郁。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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