荒神松(読み)こうじんまつ

精選版 日本国語大辞典 「荒神松」の意味・読み・例文・類語

こうじん‐まつ クヮウジン‥【荒神松】

〘名〙 かまどを守る荒神に供える松。貝がらを焼いて作った胡粉(ごふん)を松の小枝にまぶしたり、蕨(わらび)粉の糊で染めかためたり、葉先褐色に染めたりする。
読本・本朝酔菩提全伝(1809)八上わしは荒神松(クヮウジンマツ)二本三文に買おとし、古釘で門口(かどぐち)へ打つけておきました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android