日本歴史地名大系 「荘八幡神社」の解説 荘八幡神社しようはちまんじんじや 福岡県:北九州市(旧豊前域)小倉南区貫村荘八幡神社[現在地名]小倉南区中貫本町旧郷社。祭神は応神天皇・神功皇后、宗像三女神の多紀理毘売命・市寸島比売命・多岐都比売命。貞観元年(八五九)宇佐宮の分霊を山城国男山(おとこやま)(現京都府八幡市)に勧請のとき貫(ぬき)村の鈴石にも勧請したと伝える。元慶七年(八八三)貫領主石川朝臣直木が社殿を造営、自ら神主となり天下泰平・五穀豊穣を祈念、産土神として住民の尊崇を受けた。初め鈴石(すずいし)八幡宮、次いで正八幡神社と改め、さらに荘八幡神社と号したという。南北朝期に足利尊氏が祭田を寄進したとされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報