荻原浩(読み)オギワラヒロシ

デジタル大辞泉 「荻原浩」の意味・読み・例文・類語

おぎわら‐ひろし〔をぎはら‐〕【荻原浩】

[1956~ ]小説家埼玉の生まれ。広告代理店勤務ののち文筆活動に入る。深刻なテーマユーモアを交え描く作風で知られる。若年性認知症苦悩を描いた「明日の記憶」で、山本周五郎賞受賞。短編集「海の見える理髪店」で直木賞受賞。他に「誘拐ラプソディー」「僕たちの戦争」など。

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知恵蔵mini 「荻原浩」の解説

荻原浩

日本の小説家。1956年6月30日、埼玉県さいたま市生まれ。成城大学経済学部を卒業後、広告制作会社勤務、フリーのコピーライターを経て、97年『オロロ畑でつかまえて』(集英社)で第10回小説すばる新人賞を受賞し文壇デビューする。2005年に『明日の記憶』(光文社)で第2回本屋大賞第2位となり、同年の第18回山本周五郎賞を受賞した。05年刊行の『あの日にドライブ』(光文社)、06年刊『四度目の氷河期』(新潮社)、08年刊『愛しの座敷わらし』(朝日新聞出版)、10年刊『砂の王国』(講談社)のそれぞれが直木賞候補となる。14年刊行の『二千七百の夏と冬』(双葉社)は第5回山田風太郎賞を受賞した。16年7月19日、『海の見える理髪店』(集英社)で第155回直木賞の受賞が決定した。

(2016-7-21)

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