菊間遺跡
きくまいせき
[現在地名]市原市菊間
村田川および東京湾岸の平野部を一望する台地上に立地。環濠を伴う弥生時代中期後半を中心とする遺跡で、同期の環濠集落は隣接の菊間手永貝塚でも検出されている。昭和四八年度の調査で竪穴住居跡五四軒、方形周溝墓などを検出、竪穴住居の多くは弥生中期後半とされる。平成五年(一九九三)菊間深道遺跡として発掘調査が行われ、環濠と推定されるV字溝が検出されているが、昭和四八年度の調査のものと一連のものかどうか明らかではない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 