華階寺(読み)けかいじ

日本歴史地名大系 「華階寺」の解説

華階寺
けかいじ

[現在地名]大津市京町三丁目

旭高山幻中院と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。江戸期には大津門中の触頭を勤め、浄土宗大津五ヵ寺の一つとして知られた(ほかは京町乗念寺・皇子が丘大専寺・春日町西福寺・長等伝光院)。天文元年(一五三二)西念により開創されたというが(華階寺伝記)、永禄二年(一五五九)とも伝える(浄土宗寺院由緒書)。西念は室町幕府一一代将軍足利義澄の次男と伝え、出家して専蓮社称誉万休西念と号し、父の菩提を弔うために藤原秀郷館の旧地という地に当寺を建立、義澄の法名旭山道晃にちなみ旭高山と号したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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