萎え(読み)ナエ

デジタル大辞泉 「萎え」の意味・読み・例文・類語

なえ【萎え】

力が抜けて自由がきかなくなること。なえること。「足の萎え」「気力萎え
[補説]「あしなえ」「てなえ」の「なえ」は、歴史的かなづかいが「なへ」であり、意味も足や手の運用が自由でないことの意で「萎え」とは異なるが、後世混同された。

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精選版 日本国語大辞典 「萎え」の意味・読み・例文・類語

なえ【萎・痿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「なえる(萎)」の連用形名詞化 ) 力が抜けて自由がきかなくなること。麻痺すること。また、そのような人。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「萎(ナ)えに似た感覚膝頭からふくらはぎへひろげる」(出典:弟(1973)〈古井由吉〉)

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