萎え(読み)ナエ

デジタル大辞泉 「萎え」の意味・読み・例文・類語

なえ【萎え】

力が抜けて自由がきかなくなること。なえること。「足の萎え」「気力萎え
[補説]「あしなえ」「てなえ」の「なえ」は、歴史的かなづかいが「なへ」であり、意味も足や手の運用が自由でないことの意で「萎え」とは異なるが、後世混同された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「萎え」の意味・読み・例文・類語

なえ【萎・痿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「なえる(萎)」の連用形名詞化 ) 力が抜けて自由がきかなくなること。麻痺すること。また、そのような人。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「萎(ナ)えに似た感覚膝頭からふくらはぎへひろげる」(出典:弟(1973)〈古井由吉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android