落合観音堂(読み)おちあいかんのんどう

日本歴史地名大系 「落合観音堂」の解説

落合観音堂
おちあいかんのんどう

[現在地名]仙台市四郎丸 落合

名取川右岸の落合の西部に位置する。真言宗智山派の光西こうさい寺末。観音堂はもと袋原ふくろばらにあったが、寛永三年(一六二六)藩祖政宗が閖上ゆりあげ(現名取市)への途次、観音堂の前を通りかかると霊験があったというので、翌四年佐々元綱に命じて当地に三間四面茅葺の堂宇(除屋敷控帳)を建てたのがその名の起りという。別当は修験大善だいぜん院で、政宗は大善院永裕に対し廩米三口を与え、寺号を無畏山落合寺と名付けた(封内風土記)本尊は木像十一面観音で、慈覚大師の作とも伝える。仙台巡礼三十三所中第三一番の札所で、御詠歌は「汲みて知れ心の水も落合の波間をわけて深きめぐみは」。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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