精選版 日本国語大辞典 「葉芹草科」の意味・読み・例文・類語
はぜりそう‐かはぜりサウクヮ【葉芹草科】
- 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一八属二五〇余種が知られ、オーストラリアを除く全世界に分布する。草本または低木で、葉は輪生、互生または対生し托葉がない。通常、密毛または腺毛がある。花はまばらにつくか、集まってムラサキ科型の尾状花序になり、小苞片がない。両性、放射相称、通常五数性。萼片は五、瓦状配列する。花冠の裂片は五、釣り鐘状または漏斗状。雄しべは通常花冠につき、花冠の裂片と互生する。時に花糸の基部に鱗片状の付属体がある。子房上位で花盤があるかまたはない。二心皮で一または二室。各心皮に多数、時に二個の胚珠が付く。果実は通常蒴果。この仲間の子房の基部に蜜腺があり、ハチ類が訪れる。雄しべの基部の付属体が時に変形して筒状になり、分泌される蜜を貯える。雄しべは先熟。日本ではハゼリソウなど数種を花壇などで栽培。