葛蔓(読み)くずかずら

精選版 日本国語大辞典 「葛蔓」の意味・読み・例文・類語

くず‐かずら‥かづら【葛蔓】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 和歌で、序の末にあって、裏が白みがかった葉が風に吹き返されると目立つところから、「うら」および同音の「うらむ」や、つるを繰る意で「くる」などを言い出すのに用いられることが多い ) 植物「くず(葛)」の異名。《 季語・秋 》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「神なびのみむろの山のくずかづらうら吹きかへす秋は来にけり」(出典:家持集(11C前か)秋)
  2. [ 2 ] 枕 くずのつるをたぐるの意から、繰(く)ると同音の「くる」にかかる。
    1. [初出の実例]「くずかづらくる人もなき山里は我こそ人をうらみはてつれ」(出典:伊勢大輔集(11C中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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